入社したばかりでも、ブラック企業であれば早めに辞めることが重要です。しかし、どのような点を見てブラック企業と判断すればいいのか分からないという人も多いでしょう。以下に、ブラック企業と判断するためのポイントをいくつか紹介します。
長時間労働
ブラック企業の最大の特徴は、長時間労働です。毎日遅くまで働かされたり、休日出勤を強要されたりする場合は要注意です。休日が少なく、連続で休みが取れない場合もブラック企業の可能性があります。また、有給休暇が取りづらい、もしくは取らせない会社もブラック企業の兆候です。また、過労死や労災事故が多発している企業も、要注意です。
労働環境の悪さ
職場の環境が悪い場合も、ブラック企業の可能性があります。例えば、狭いオフィスでの業務や、過剰な監視、排気ガスや騒音が酷い場所などは要注意です。また、上司や先輩からのパワハラやセクハラがある場合は、ブラック企業の可能性が高いと言えます。社員を尊重し、コミュニケーションが円滑に行われている企業は、社員の働きやすさが高いため、ブラック企業ではありません。
給料が低い
ブラック企業は、労働時間が長くても給料が低いことが多いです。また、ボーナスや昇給制度が不透明であったり、労働条件が改善されない場合もブラック企業の可能性があります。業界内の平均給与よりも明らかに低い場合は、ブラック企業の可能性が高いと言えます。また、残業代がしっかりと支払われているかどうかも、見逃せないポイントです。
離職率の多さ
企業の評判にも注目しましょう。SNSや口コミサイト、就職情報サイトなどから、その企業の雰囲気や評判を調べることができます。社員の離職率が高い場合は、ブラック企業の可能性が高いと言えます。ブラック企業は、求人票や面接で実態と違うことを言ってくることがあります。たとえば、残業がないと謳っているが実際は残業が多い、などです。特に、新卒採用の場合には、偽装求人に引っかかりやすいことが多いので要注意です。
福利厚生がない
福利厚生についても見てみましょう。社員の健康や生活をサポートする福利厚生が充実している企業は、社員の働きやすさや生産性が高いため、ブラック企業とは言い難いでしょう。一方で、福利厚生が全くない、もしくは最低限度しかない場合は、ブラック企業の可能性が高いと言えます。
以上のように、ブラック企業と判断するためには、労働環境や給与体系などをしっかりと確認し、正確な情報を得ることが大切です。自分自身の労働条件を守り、健康に働ける職場を見つけるためにも、早めに辞めることが必要な場合もあることを忘れずに、しっかりと判断を行いましょう。
