徒然なるままに〜120秒で読む言葉

意味はありません。ただおもったことを書き綴っています。120秒でよむことができるような短い言葉ばかりです。隙間時間の一息にどうぞ

第25話 SNSでの言葉の暴力を考える

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現代社会において、SNSは人々の日常生活に欠かせないものになっています。SNSを使うことで、遠く離れた人とのコミュニケーションが簡単にできるため、人々は自分の考えを自由に発信できるようになりました。しかし、一方で、SNS上での言葉の暴力が増加していることも事実です。

 

SNSでの言葉による暴力

相手を傷つけるような言葉を使っていないか?

「言葉の暴力」とは、相手を傷つけたり攻撃したりする言葉や行為のことを指します。SNS上でも、このような言葉の暴力が発生しています。SNS上での言葉の暴力は、リプライやコメント欄での攻撃、スクリーンショットを撮って拡散すること、匿名性を利用した嫌がらせなど、さまざまな形で表れます。

 

SNS上での言葉の暴力は、その影響力が非常に大きい事が問題です。例えば、被害者が自殺に至ることもあるほど深刻な問題です。また人々の心理的な健康に悪影響を与えることもあります。特に、若年層のSNS利用者は、自分が属するコミュニティでの評価が非常に重要視されているため、言葉の暴力によって深刻な影響を受けることがあります。

 

匿名性の問題

SNS上での言葉の暴力について考えるとき、匿名性が問題になることがあります。匿名で発言することで、自分が責任を持たずに攻撃的な発言をすることができます。しかし、匿名性があるからこそ、SNS上で自由に意見を発信することができる場合もあります。そのため、匿名性を完全になくすことは難しいと言えます。

 

言葉の暴力を防ぐには

SNS上での言葉の暴力を防止するためには、まずは自分自身が言葉の暴力を行わないようにすることが大切です。また、相手の気持ちを考えることや、自分自身の感情を抑えることも大切です。さらに、SNSプラットフォーム自体が対策を取ることも必要です。例えば、匿名投稿を禁止したり、嫌がらせ行動を監視し、報告された嫌がらせ行為に対して迅速に対応することが必要です。

また、SNS利用者自身も、嫌がらせを受けた場合は、沈黙しないで相談することが大切です。SNS上での嫌がらせや言葉の暴力は、現実世界と同様に法的な問題として認識され、適切な対応を取ることができます。被害に遭った場合は、まずはSNSプラットフォームに報告することが重要です。また、必要に応じて警察に相談することもできます。

 

本人に自覚なく相手を傷つけることもある

一方でSNSで誰かを攻撃することは、多くの場合、直接的な意図があるわけではありません。例えば、自分が強く感じた意見や感情を発信するつもりで書き込んだコメントが、実は相手を攻撃しているものだった場合があります。また、自分が冗談や面白いつもりで発信した投稿が、相手には不快な印象を与えてしまったり、誤解を招いたりすることもあります。

そのため、自分がSNS上で誰かを攻撃しているかどうかについては、自己分析を行うことが大切です。自分の書き込みや投稿には、どのような意図があったのかを振り返り、相手に与えた印象がどのようなものだったのかを考えます。また、相手からのフィードバックやコメントを真摯に受け止め、自分の言動を改める意思を持つことも重要です。

そのためのような行動を心がけることが大切です。

  • 相手を軽視したり、侮辱的な表現を避ける
  • ネガティブな言葉や感情を表現する際には、第三者がどう受け取るかを考えるようにする
  • 相手の意見を尊重し、議論の場で双方が意見を交換できるように努める
  • 冗談やジョークを投稿する場合は、相手が不快に思わないかどうかを考慮する

SNS上で誰かを攻撃することは、相手を傷つけるだけでなく、自分自身も不快な気持ちになることがあります。そのため、自分自身と相手を尊重することを忘れず、SNS上でのコミュニケーションには十分な注意を払うことが大切です。

 

いいねや拡散行為によっても相手を傷つける

またいいねや拡散行為だけでもひとを傷つける事があることを理解する必要があります。

SNS上でのいいねや拡散行為は、相手に喜びや誇りを与えることができる反面、時には相手を傷つけることがあります。

友人関係や人間関係の歪み

SNS上でのいいねや拡散行為は、人間関係や友人関係の歪みを引き起こすことがあります。例えば、特定の人の投稿に対して多くのいいねがついたり、拡散されたりする場合、その人以外の投稿に対していいねが少ない場合などがあります。このような状況が続くと、投稿をしている人は自分自身の価値や存在意義について悩んでしまったり、嫉妬や劣等感を感じたりすることがあります。

 

プライバシーの侵害

SNS上でのいいねや拡散行為は、相手のプライバシーを侵害することがあります。例えば、誰かの投稿を無断で拡散することは、その人のプライバシーを侵害することになります。また、いいねやコメントをすることで、相手の投稿内容や個人情報がさらされることがあるため、相手にとって不快な思いをすることがあります。

 

セクシャルハラスメントや差別的な行為

SNS上でのいいねや拡散行為は、セクシャルハラスメントや差別的な行為につながることがあります。例えば、特定の性別や人種を差別する投稿に対して、いいねや拡散をすることは、その差別を助長することになります。


これらのように、SNS上でのいいねや拡散行為が人を傷つけることがあるため、相手を傷つけないように十分な注意を払うことが大切です。

 

SNSでの暴力は誰にでも起こりうるもの

SNSでの暴力は、誰にでも起こり得る問題です。SNSは、自分の考えや感情を自由に発信できる場所である一方で、言葉によって誰かを傷つけることを引き起こす場所でもあります。それらを防止するためには、自己管理とSNSプラットフォームの対策が必要不可欠です。SNS上での言葉の暴力を根絶することは難しいかもしれませんが、少しでも減らすために、私たち一人ひとりが意識し、行動することが大切です。

 

 

 

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